不眠は肥満のもと?

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不眠症で起きている時間が長いと、消費カロリーが増えてやせそうなイメージがありますが、実はその逆です。
「睡眠不足は肥満を引き起こす」ことが、2004年に開催された北米肥満学会でコロンビア大学によって発表されました。
調査対象は32~59歳の男女1万8,000人で、睡眠時間が4時間以下の人は7~9時間の人に比べて73%、5時間では50%、6時間では23%も太りやすいという結果が出たのです。

その原因は、起きている時間が長いと、消費カロリー以上に食べてしまうといった単純なことが一つ。
もう一つは、睡眠が不足すると食欲を抑える「レプチン」が減り、食欲を高める「グレリン」が増えるというものです。
レプチンは脂肪組織で産生され、食欲を抑制する働きがあるホルモンで、主に脳の視床下部の満腹中枢に働き、満腹感を起こさせます。
グレリンは胃で産生され、食欲を亢進する働きがあります。

が、注目すべきは、人と比べて睡眠時間が短い場合でも、それが規則正しいリズムとして自分の生活の中に組み込まれていれば、必要以上にグレリンが産生されることもないとされることです。
つまり、不規則な生活を送って、睡眠時間がまちまちになり、睡眠リズムが乱れた結果の短い睡眠がグレリン産生を促すのです。

肥満を防ぐためにも、規則正しい睡眠が有効だと言えるでしょう。



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